コラム KAZU'S VIEW

2013年09月

2回目の夏季オリンピック日本開催に思うこと


9月7日の 第125次IOC総会で2020年開催都市として東京が決定した.1964年以来56年ぶりに2回目の日本開催となる.このニュースは日本中を歓喜,元気にした.50年前の高度経済成長の時代,「行け,行けどんどん」に湧きかえる,日本が1つになった懐かしい時代を思い出す.

先月,ブラジルを訪れ,来年のFIFAワールドカップ,3年後の第31回夏季オリンピック開催に向け,勢いづく国の姿を直接見て,感じたことがよみがえって来た.東京オリンピック招致のプレゼンに見る,一体感,英語でのスピーチ,ボデイーアクションの多少のぎこなさも愛嬌の内,ファーストスピーカーのパラリンピック女子走り幅跳び代表の佐藤真海(サトウ マミ)さんのメッセージはIOC(NPOのボランテイアメンバーで構成される組織)委員の心をわしづかみしたのではないか.それは,戦後復興を世界に発信した50年前の東京オリンピックに対し,東日本大震災からの復興を世界にアピールするための2回目の東京オリンピックというイメージではないか.また,歴史始まって以来,初めて皇室から憲仁親王妃久子(ノリヒトシンノウ ヒ ヒサコ)様がオリンピック招致のスピーチを行ったということも日本が1つを世界にアピールしたのではないか.
この日本の流れが末永く続くことを,心から願う.
以上
平成25年9月

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